IT企業の新人研修って何するの?|内容・期間・心得まとめ

こんにちは!hayano.codeです。私は、2025年4月からIT企業に就職しました。

入社日から約2か月間の新人研修がようやく終了しました!

正直、入社前は「IT企業の新人研修って何するの?」「どんな雰囲気なの?」と不安と疑問だらけ。
実際に研修を受けてみると、想像以上に学ぶことが多く、かなり濃い2か月間でした。

この記事では、私が受けた新人研修の内容やスケジュール感、体験して感じたことなどをまとめています。
これからIT企業に入社する方や、研修のイメージがつかめず不安な方の参考になればうれしいです。

このブログでは、私が所属している企業の研修をもとに書いています。なので、すべてのIT企業で同じ内容の研修を行っているわけでありません

目次

グループワーク|アイスブレイクからマナー研修まで

まず、はじめは以下の内容になります。

  • アイスブレイク(自己紹介や軽いワーク)
  • 疑似商談体験(ロールプレイ型)
  • 社会人マナー(名刺交換、敬語、メール文面など)

アイスブレイク(自己紹介や軽いワーク)

ここでは始めに5~6人一組にグループ分けされました。その後一人一人順番に自己紹介していきます。その後、様々なアクティビティをすることでチームの輪を深めていきました。

感想

正直に告白します。私も新人研修初日のアイスブレイクで、ものすごく緊張しました。(笑)

「お一人ずつ自己紹介をお願いします」

この一言が発せられた瞬間、手のひらはじっとりと汗ばみ、心臓は太鼓のようにドキドキ。頭の中は「何を話そう」「変に思われないかな」「みんな堂々としてるのに自分だけ…」という不安でいっぱいでした。

心得

1.積極的に会話をしよう

基本的に研修はグループで進めていきます。なのでコミュニケーションをとることは必須になってきます。苦手な方も多いとは思いますが、一番最初に頑張って話しておくほうが後々楽です。逆に最初からコミュニケーションを取りにいかなければ、その後ひたすら空気になって孤立してしまう可能性があります

2.事前準備で不安を半減させる

アイスブレイクは即興芸ではありません。事前に準備しておくことで、当日の緊張を大幅に軽減できます。

準備しておきたい3つのポイント:

  • 基本情報:名前、出身地、前職(学校)、配属部署予定
  • 個性エピソード:趣味、特技、最近ハマっていることなど
  • 仕事への意気込み:なぜこの会社を選んだか、頑張りたいこと

これらを30秒、1分、2分バージョンで準備しておけば、どんな時間制限にも対応できます。

疑似商談体験(ロールプレイ型)

これは、実際に資料を渡されてそれをもとに商談を成立させる課題です。研修の講師を顧客に見立て自分たちの商品をプレゼンをします。顧客に契約したいと言われたら成功になります。

感想

「え、いきなり営業?」 資料を渡されて「これで商談してください」と言われた時は、正直面食らいました。入社したばかりで商品知識も浅い状態で、いきなり「契約を取れ」なんて、無茶振りもいいところだと思いました。

渡された書類にも抜け漏れがあるようなちょっとイジワルな罠もあったりしてとても大変でした。

心得

1.資料をよく読もう

渡された資料は完璧ではありません。書いてある情報と抜けている情報を整理してわからない部分は質問しましょう!わからないところがある状態でプレゼンに臨んだら、顧客に質問されたときに答えられずに地獄の空気が流れることになります。

2.顧客目線を意識しよう

商品の細かいスペックを全て覚える必要はありません。それよりも「この商品でお客様のどんな悩みが解決できるか」を考えることが重要です。

意識すべきポイント

  • 顧客の課題は何か?
  • 価格・導入の流れはどうなっているか?
  • 競合との違いは何か?
  • 具体的なメリット・効果は何か?

社会人マナー(名刺交換、敬語、メール文面など)

ここでは社会人として必要なマナー全般を学びます。

これに関しては慣れるしかありません。それぞれにテンプレがあるのでまずは暗記をするのが一番いいと思います。最初はとても堅苦しく、私も未だに慣れません(笑)

私の場合は社会人マナーのテストがありました。内容は電話対応でしたが全然できませんでした。(だけどなぜか合格した)

社会人マナーは社会人をやっていくうえでとても大切です。ですので今のうちに予習しておくといいでしょう

IT基礎|基本情報技術者試験で土台作り

基本情報技術者試験(FE)をベースにしたIT基礎学習です。

このパートでは、主に以下のようなことを学びました:

  • コンピュータの仕組み(ハードウェア、ソフトウェア、OSなど)
  • ネットワークの基本(IPアドレス、プロトコル、DNSなど)
  • データベースの基礎(正規化、SQL)
  • アルゴリズム・論理演算・フローチャート
  • 情報セキュリティ(脆弱性、認証、暗号技術など)

基本情報技術者試験は国家資格ですが、今回は「資格を取るため」ではなく、エンジニアとしての基礎的なIT知識を身につけるために、試験範囲を教材として活用していました。

💡 実際の学習スタイル

  • 研修用の動画教材(基本情報ベース)+スライド
  • 過去問を解いてアウトプット
  • 時々小テストで理解度をチェック
  • わからない部分はチームや講師に相談できる環境

感想

私はすでに基本情報技術者試験の資格を取得していたので、復習感覚で受けていました。しかし、正直に言うと、文系出身・IT未経験の人にとっては、専門用語の量が多く、最初はついていくのに苦労しているように見えました。期間も1~2週間なのでその中で学習するのはとてもきついと思います

なので、入社する前にはある程度、基本情報技術者試験の内容について予習しておく必要があると思います。あわよくば、資格を取ってしまうのもいいでしょう。(ITパスポートでもあり)

問題を解きたければ基本情報ドットコムがおすすめ↓

初心者の方は、書籍と合わせて学習することをお勧めします↓


プログラミング学習|Javaの基礎を習得

新人研修の中でも、多くの人が最も不安に感じていたのが「プログラミング学習」だと思います。実際、私の同期の中にも文系出身・未経験の人が多く、「コードなんて書いたことないけど大丈夫?」という声がたくさんありました。

ですが、結論から言うと…

未経験でも全然OK。研修は“ゼロから学べる”構成でした!

💡 Javaを通して基礎から学ぶ

研修で使った言語は「Java」。理由は配属先でよく使われる言語だからだそうです。

研修では、以下のような内容を段階的に学びました:

  • 変数・データ型・演算子
  • 条件分岐(if / switch)
  • 繰り返し処理(for / while)
  • 配列・メソッド
  • クラスとオブジェクト(OOPの基本)

これらはすべて「座学 → 実践課題 → 解説と振り返り」という流れで進むので、理解が浅いまま進んでしまうことがなく、とても学びやすかったと思います。

✨ レベル別対応があって安心

また、私の会社では、ある程度プログラミング経験がある人と未経験者で課題の難易度が分かれていたため、「ついていけない」「暇すぎて退屈」といったことが起きにくい工夫もされていました。

未経験者にとっては「自分のペースでステップアップできる」ことが、すごく心強かったと思います。

🔚まとめ

プログラミング未経験で入社しても、焦る必要はまったくありません。
研修では、基本から丁寧に教えてもらえるし、実際に手を動かしながら「わかる」「できる」を実感できます。

もしこの記事を読んでいるあなたが不安を感じているなら、まずはそれだけで大丈夫。
不安を持っている人の気持ちを、ちゃんと研修は想定して設計されています。

実際にJavaを学びながら、「プログラマーとしての第一歩」を踏み出せたことは、大きな自信につながりました。

チーム開発演習|簡単なアプリ開発に挑戦

💻 研修の集大成としての「チーム開発」

この演習では、4~5人のチームに分かれ、1〜2週間ほどかけて1つのアプリを作るというもの。

お題は会社によって異なると思いますが、私たちのチームでは、「日報投稿システム」や「ToDo管理アプリ」といった、業務で使えそうなシンプルなWebアプリを作成しました。

🛠 実際にやったこと

  • 要件定義(どんな機能が必要かを話し合う)
  • 設計(画面構成や機能の分担を決定)
  • 実装(HTML/CSS + Java + DBなど)
  • テスト(バグチェック・動作確認)
  • プレゼン(最終日に発表)

開発には、チームでの役割分担・コミュニケーションが必須でした。
「誰がどこを作るか」「うまく連携できているか」「タスクが詰まってないか」など、技術以外の力も求められます。

🤔 技術よりも大変だったこと

意外かもしれませんが、「コードを書くこと」以上に大変だったのが、チーム内の意思疎通です。

  • 自分の進捗をちゃんと共有する
  • 他の人のコードを理解してつなぎ合わせる
  • 相手の意見を受け入れる・伝える

こういったチーム開発ならではの壁にたくさんぶつかりました。
でもその分、「1人では作れないものを完成させた」という達成感は格別でした。

🔚 まとめ

チーム開発演習は、“研修の学びを使って成果を出す”という実戦の場でした。
1人では難しいことも、仲間と協力しながら作り上げる経験は、間違いなく今後の糧になります。

最初は不安でも、やってみると「意外といける!」と感じられるはずです。
自分の書いたコードが誰かの機能とつながって動く瞬間は、エンジニアとしての楽しさを初めて実感できる貴重な経験でした。

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